昨年の秋まで、ニュージーランドに住んでいました。
そこで見た、ヨソのお宅での、素晴らしい断捨離術をご紹介したいと思います。
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ニュージーランドには3年ほど住んでいましたが、最初の1年は2つのお宅でホームステイをしていました。
どちらも一人暮らしのキウイ女性です。キウイとは、ニュージーランド人の愛称です。
それぞれのお宅の概要はこちらです。
彼女たちに共通するのは、引っ越しをする際に断捨離をしたということです。
そう、引っ越しは、断捨離をしたい人にとても有効な手段だということですね。
物を減らさなければ、動くのが大変です。逆にいうと、動くためには、物を減らす必要があるのです。
さて、断捨離の内容を見ていきましょう。
お宅拝見その1
仮に、Aさん宅とさせてください。
Aさんのお宅は、大きな一戸建て平屋から、長屋タイプの一室に引っ越しをされました。3人のお子さんがそれぞれ独立され、それに伴ってかどうかわかりませんが、旦那さんともお別れして、一人暮らしが始まったところだったのです。
新しいお宅は、2ベッドルーム、いわゆる2LDKでした。
広さからいっても、もとのお宅の荷物をすべいそこへ運びこむのは不可能です。
キッチンダイニングと、ベッドと、いくつかの電化製品を運んでられましたが、ベッドは、お子さんの分もそれぞれ運びこまれて、結局1部屋あたり2つのベッドを、新居に入れていました。当然、狭い・・・
洋服ダンスなどは運びこまず、そのベッドの上に、洋服を並べていました。今は、また違った状態になってるだろうと思いますが、どちらにしても、引っ越しによって、物が大幅に減ったことに違いはありません。
50代半ばの方でしたが、新しくスクールマネージャーの仕事を得て、学校の先生の補助の仕事に忙しくされていました。2ベッドルームのうちの1ベッドルームを、留学生に貸すことで、収入を今も得られていると思います。
お宅拝見その2
こちらはBさんとしますね。
Bさんも、かつて結婚していましたが、お別れして、その後はオーストラリアで働きました。その後、ニュージーランドへ帰り、夜も昼も働いたそうです。日本人なら珍しくないハードワークも、。イージーゴーイングで遊ぶのが大好きなキウイには珍しいことかもです。
そのかいあって、家を買う頭金を貯めることができ、銀行でローンを組んで、一軒家を買いました。
これは私がステイする前の話で、当時、現地は不動産バブルまっさかり。その家の庭や壁やインテリアなどを自力でリフォームし、付加価値をあげて、転売したのです。次に買った家もまた、付加価値をかけて転売。さらに大きな家を購入したところへ、私がステイに入りました。
彼女の当時の仕事は、インテリア用品ショップの店長さんです。ブランド店の支店で、優秀店として表彰されたりしていましたから、頑張り屋さんなんだと思います。
そのお宅は、2階建てで、1階部分は別のファミリーに貸していました。
2階部分は3ベッドルーム、つまり3部屋とリビングダイニングキッチンです。そのうちの2部屋を留学生に貸して、その収入も得ていました。
だから、彼女自身が使うのは、1ルームのみです。ベッドが一つと、小さなテーブルひとつに、小さなサイドテーブルがベッドの両脇にあるのみのシンプルなお部屋。その1ルームにはバストイレがついていました。私たち留学生は、別にバストイレルームがあり、彼女とは分けて使っていました。
彼女の部屋からバスルームへ続く場所に、小さなスペースがあり、そこに彼女自身の荷物がすべて入っていました。見せてもらいましたが、本当に最小限の洋服、雑貨のみです。この量だと、引っ越しも容易だろうと思いました。
私ともう一人のステイメイトの中国人女子学生が家を出たあとは、さらに転売して、2軒の家を買い求め、人に貸しています。
さらに、その2軒の家を買うときに、彼女は仕事をやめて、念願だった長期のヨーロッパ旅行の夢を叶えました!!ブラボー!!
帰国してからは、女友だちの家にステイさせてもらっているようです←いまココです。
ローン返済はあるようですが、2軒分の家賃収入があるから、当面は問題なさそうです。
断捨離をすることで、いかに人生を身軽にし、楽しめることができるのか。そしてお金まで稼いでしまう彼女たちを尊敬します。バブルは遥か昔の夢物語になってしまった日本ですが、それでも、彼女たちのファイトから、学べるところはあるように思うのです。私もがんばらなくちゃ、と思います。。
最後までお付き合い頂いて有難うございました!
これをお読み頂いたあなたにも良いことがありますように☆