隅っこに目がいきます。
そういえば、比叡山にいくと、「一隅を照らす」という言葉が掲げられていたことを思い出します。
これは掃除の話ではなく、今ある場所で輝くこと、という意味のようですが、よく考えると、お掃除とも共通するところがあるのかもしれません。
お掃除グッズの「マルチすみっこ洗い」との出合いと別れをお伝えしたいと思います。
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それは、いつもの通り、ダイソーでのことでした。
お掃除グッズから、台所グッズなどを見て歩いていると、「ボトル洗い」のスポンジの横の隅の方に、このグッズを見つけたのです。
「マルチすみっこ洗い」とあります。
以前、これと似た商品を購入しました。
「タンブラー・中栓洗い」です。記事はこちらです。
形状は、この以前のものとよく似ています。
しかしながら、ブラシ部分の素材は少し違っているようでした。
よく見ると、「水だけで洗えるアクリルビーズ不織布」と書かれています。
そのグリーン色の布部分がきらりと光ったような気がしました。
使い具合を試してみたくなった私は、手にとって、家に連れて帰りました。
さっそく開封です。
ブラシの先端は、少しかための布になっていて、「ワイドタイプ」が2本、「スリムタイプ」が1本の計3本が入っています。
ブラシの反対側は、「汚れをかき落とすヘラ」になっていました。
そういえば、夏になって使い始めた、冷茶入れの口の部分に茶渋が付き始めていたことを思い出しました。
ネジまわしの口部分は、こまかい溝がたくさんあって、水でゆすいだだけでは色素が残ってきます。
ここを洗ってみよう。
そう思ったものの、我が家には、前回に購入した「タンブラー・中栓洗い」のブラシが先輩として、目の前にぶら下がっています。
仁義からいっても、彼を先に使うべきでしょう。
こちらがその先輩ブラシです。
やわらかい布がブラシについている、この先輩ブラシは、ネジ部分にうまく当たるものの、やわらかすぎる先っぽが、くにょりと曲がってしまいます。
やわらかな肌触りも、しつこい茶渋には届かない優しさなのでしょうか。
水が流れるままに、彼の頭は、右へ左へと揺れながら、本来の使命を果たすことはありませんでした。
そこで、選手交代です。
そう、新参者の「マルチすみっこ洗い」の「ワイドタイプ」の登場です。
やや硬い不織布の彼の頭は、先が折れることもなく、溝部分をなぞっていきます。
ガラスビーズが入ることで、強化されているからでしょうか、確かな手ごたえを感じさせながら、水流の動きにはびくともしないで、汚れとりの使命を果たしていったのです。
この「ワイルドタイプ」は、まだもう1本あります。
もし、時間が経って、へたってくることがあっても、替えがあるのは心強いです。
さらに、反対側の「汚れをかきおとすヘラ」部分は、別の掃除シーンで活躍してくれそうです。
例えば、窓ガラスの隅っこだとか、お風呂場の隅っこだとか。
そう、すみっこ洗いには、強い味方になってくれそうです。
けれども、ただ1点、不利なところがありました。
彼らには、どこかに掛けるための穴やホックがついていないのです。
だから、我が家のキッチンにある、たわしやブラシをかけるコーナーに、彼らを収納することはできそうにありません。
残念ですが、仕方がありません。
シンクの上にポンと置いておきそうになる私の性格を正すためにも、彼らには、どこかの棚の中に入ってもらうことにしましょう。
さようなら。
また、ときどき、あなたがたを活用できる、「一隅を照らす」私でありますように。