尼花日記

尼ヶ辻花子(あまがつじ・はなこ)のブログです。2DKのアパートに、片付け好きの再婚オットと二人暮らし。掃除、断捨離、シンプルライフ等について日記に綴ります。

掃除機をかけるだけでは掃除とはいえないの?

毎日の掃除機かけ。英語ではVacuum、バキューム、動詞です。

 

バッキューン!と、銃を打つマネをすると、幼い子どもは喜んで覚えます。

それで、掃除機掛けを手伝いたいと言い出すかどうかは別ですが・・・

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このバキューン、いえ、バキューム、つまり掃除機かけでさえ面倒な暑い夏に、掃除機をかけただけでは掃除ではない、などと、もしも言われたら、腹が立ちます。

 

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 でも、これは、私の頭の中の声です。

 

というのも、ホコリは床の上にだけあるわけではないからです。

 

以前、「ハンディモップ」の優れぶりに感化されたことをお伝えしたことがあります。

amahana.hatenablog.com

 

ハンディモップは、もちろん強い味方です。

 

ただ、ずいぶん前になりますが、こんな話を聞いたことがあります。

 

「秀吉と利休」で有名な作家の野上弥生子さんの息子さんが、子どもの頃の思い出のなかで、朝起きたら、家族全員で、いっせいにハタキや雑巾を持って掃除をしていた、というのです。

あの時代に、男も女も関係なく、部屋の掃除から靴磨きまで、毎朝家族全員で行うというすばらしさ。

その話に感動したのと同時に、そのなかの「まずハタキをかけて」という言葉が、ずっと頭から離れませんでした。

 

掃除の王道というのがあるとしたら、上から下へ、が、正しい順序だと思うのです。

 

だから、まずハタキでホコリを落とし、それから床のホコリを取る、というのは合理的であり、当然の順番だと納得できたのです。

 

感動して、納得したので、すぐに行動すればよかったのですが、私が実際にハタキを買い求めたのは、そのずっと後のことです。

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もちろん、100均です。

昔は、ハタキといえば、茶色の太い糸がついたものをイメージしたものですが、今はあまり見かけません。どこかにはあるのでしょうか。

 

道具に時代の差はあれ、ハタキがけにかわりはありません。使ってみると、なかなか便利だし、面白いです。

 

ハタキがけというと、私にとって、だから、野上弥生子さんのイメージなのです。

その高潔で美しい文章と同じく、背筋をのばして、キリっと掃除を怠らない。

ああ、そんな女になることを、夢見ます。

 

そんな頭にこびりついている、この言葉を思い出して、今日は久しぶりにハタキかけから掃除をはじめてみました。

 

天井のすみや、カーテンレールの上、カーテンの表面、クーラーの上に、家具の上など、ホコリがたまっていそうなところを、パタパタとはたいていきます。

 

ただ、「ハタキかけ」は、ホコリが立つから、不効率だ、という意見もあります。

それよりも、昨今の便利グッズ、たとえば100均の上述のブラシなどを使う方が、衛生的にもよいのだといいます。

 

そうかもしれません。

 

でも、天井のすみや、電気の上などは、このハタキの方が手が届きやすいです。

 

実際に、このハタキかわりになる便利グッズも売られていて、それも私は持ってはいます。

 

でも、たまには、頭の言葉に従って、記憶のなかの思い出と憧れに沿いつつ、ハタキをかけてみたい私です。

 

はたき終わって、ささっとブラシでふいて、仕上げに掃除機をかけたあと、畳の上に座っていると、窓から入ってくる夏の風も、こころなしか、いつもより清浄な気がしました。そう、まるで空気清浄機を使ったような、涼やかな気持ちになりました。

 

目に見えないホコリですが、床だけでなく、上部のものもこまめにとることで、大掃除がラクになりますし、そもそも大掃除の必要がなくなるかもしれません!?

 

今日も最後までお付き合いいただいて有難うございました!

これをお読みいただいた、あなたに祝福あれ♡