トイレ掃除といえば、何を思い浮かべますか?
罰ゲーム?それとも、金運上昇など、プラスのイメージがありますか?
実際のトイレ掃除と、このイメージについて考えてみたいと思います。
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私が小中学生だった40年くらい前は、トイレ掃除といえばマイナスのイメージが強かったものです。
特に、学校のトイレ掃除では、タイルの上に洗剤をかけて、ブラシでこすり、水を流していく。この水流しの際には、ブラシでもう一度こすりながら行いました。そうすると、どうしても水しぶきが飛びます。それが洋服に飛びそうな気がしてとてもイヤでした。事実、飛んでいたことでしょう。
だから、トイレ掃除は、「トイレをキレイにする」というより、汚いところに身を置かなければならないという、罰ゲームのイメージを持ったものです。
私が通った高校は、その昔は男子校だったところだったので、女子トイレは後づけされたものでした。
そのせいもあってか、とても狭く、居心地が悪かった思い出があります。さらに、このトイレを掃除した記憶がまったくありません・・
自宅でのトイレ掃除も、二十歳を過ぎるまで、ほぼ、したことがなかったと思います。
自分で汚したときに、ブラシを使うことぐらいはしましたが、そこから手を伸ばして、トイレ自体をキレイにすることはありませんでした。
そんな私が、トイレ掃除に対してのイメージを大きく変えたキッカケがあります。
テレビの対談か何かの番組でした。女優の黒木瞳さんが、宝塚女学校時代の厳しい上下関係と、お掃除の話をされていたのです。
先輩後輩の関係の厳しさもさることながら、お掃除も徹底的にキレイにすることを義務づけられていたそうです。がんばりやの彼女は、とにかく懸命に掃除をして、トイレもピカピカにして、頬ずりできるくらいに磨きあげていたそうです。
この話は、当時の私には衝撃的でした。まだ20代の頃だったと記憶します。
トイレの便器に頬ずりとは、信じがたくて、びっくりしたんですね。さらにいえば、トイレというものが、そこまでキレイになるものなのかと驚いたのでした。
さて、自分でトイレ掃除をするようになると分かりますが、洗剤とブラシを使えば、便器というものは、意外に美しくなるものです。
とはいえ、毎日かならず使う場所なので、すぐに汚れてもしまいます。
だから、掃除の頻度が、キレイ度と関係してくるところでもあるのです。
(すべての掃除が、そうなんでしょうが・・・)
当時の私は、便器を掃除しながら、この話を思いだしては、「いま、私は、この便器に頬ずりできるか?」と、自問自答していました。
もちろん、たいていの場合、答えはノーでした。
でも、たまに、ごくごくたまに、今なら私も頬ずりできるかもしれない、と思うことがありました。
私のトイレ掃除の基準は、だから、この頬ずりできるかどうか、に、なっていきました。
といっても、完璧をめざせば、掃除をする気は失せてしまいます。
習慣にすることが、掃除ができるようになるポイントでもあります。この件については、こちらでも記しています。
つまり、「頬ずりできるかどうか」はひとまず置いておいて、まずは、気になった部分をひと拭きする、これから始めるといいのは、トイレ掃除も同じなのでしょう。
私の場合、はじめは、便器でした。
でも、便器が少しキレイになると、床も目につきますし、床を拭けば、壁やタンクやその他のモロモロの汚れも目に入ってきてしまいます。
見て見ないふりをしているうちに、それがガマンできなくなる沸点がやってきます。
あるいは、便器まわりをちょこちょこと動いていた手が、少しだけ伸びてくる瞬間がくるのです。
不思議なことに、一度やってしまうと、また次もできるのです。
できる、というより、やってしまう、という方が近いです。(まるで万引きの常習犯の言い草のようですが・・・)
こうなると、あとは効率です。
掃除は上から下への原理に従って、まず棚や段になっているところ、タンクまわりを拭いてから、床をふいて、最後のお楽しみに便器を磨いていきます。
そう、汚れが取れて、キレイになる瞬間って、快感だったりするのですね!
うれしい発見です。
それに、磨くといっても、洗剤をトイレペーパーにつけて、ささっと拭いていくだけで、なかなかキレイになってしまうのが現代のすばらしさです。
さらに時代は過ぎて、トイレ掃除は金運・恋愛運・健康運アップに良いとまで言われるようになりました。
「トイレの神様」という、植村花菜さんの素晴らしい歌がヒットしたりしましたよね。
あの歌は、泣けます。大好きでした。
そんなわけで、今や、トイレ掃除は罰ゲームなどではなく、自分のためになる、喜ばしいルーティンワークになっている、というのが世論といえるのではないでしょうか。。
今回も最後までお付き合い頂いて有難うございました!
これを読んでくださった、あなたに祝福あれ☆