尼花日記

尼ヶ辻花子(あまがつじ・はなこ)のブログです。2DKのアパートに、片付け好きの再婚オットと二人暮らし。掃除、断捨離、シンプルライフ等について日記に綴ります。

季節の変わり目はぎっくり腰に要注意!宅配ピザちらしを残した驚きエピソード

先日の「ちらし断捨離」でスッキリしました、尼花こと尼ヶ辻花子です。いつも有難うございます。

今回は、宅配ピザのちらしを残した理由、私のぎっくり腰体験についてお届けしたいと思います。

 

ちらし断捨離については、こちらです。

amahana.hatenablog.com

それは突然やってきた

それはまだ私が40代になったばかりの頃の、ある朝のことです。

当時の私は、最初の結婚を解消して、華の一人暮らしを満喫していました。フリーで仕事をしていたのですが、半徹夜したある仕事がやっと終わり、さあて、と、ノートパソコンを閉じたときです。

イスから立ち上がって、PCを閉じると共に、大きなくしゃみをしました。

そのときの恰好が良くなかったのでしょうか、とたんに腰に激痛が走り、そのまま床に倒れて、全く動けなくなってしまったのです。

ぎっくり腰は季節の変わり目に注意

それは6月のこと、梅雨に入る前だったと記憶しています。

そもそも、ぎっくり腰は、季節の変わり目の春秋が要注意だと聞いたことがあります。それまで、私は腰を何度か痛めたことはあっても、ぎっくり腰をしたことはなく、それも動けなくなるほどのものは経験したことがありませんでした。

仕事が一区切りついて、ホッとしたのもあったと思います。長時間、PCの前に座っていたのもあるでしょう。さらには、不規則がちな生活形態も、よろしくなかったに違いありません。

しかし、これほどまでとは思いませんでした。そのときの私は、ひっくり返ったカナブンのようでした。つまり、手足は動くのです。なのに、どうやっても体を動かすことはできません。むなしく手足をバタつかせながら、腰は要とはよく言ったもんだと、身に沁みて感じていました。

ところで、そのときは、差し当って、早急に連絡しないといけない人がいました。

仕事あがりのその日、趣味仲間の友人たちと、アウトレットに行く予定にしていたのです。最寄り駅で待ち合わせをしているので、今日は行けなくなったと、なんとしても伝えなければいけません。

仰向けに倒れていた私は、斜め上に見上げる机の上に、携帯電話が置いてあることを知っています。なんとかそこまで手をのばさなければいけません。しかし、どんなにバタバタ手足を動かしていても、進むことはできませんでした。

汚部屋への訪問診療は御免被りたい

そこで、あたりを見回して、雑誌だか本だかを見つけることになります。それを手にして、さらに遠くに置いてあった(正確には、床に投げ出されていた)、突っ張り棒をこちらへ寄せてきて、それを持って、なんとか机の上の携帯電話を、床へ落とすことに成功しました。

やりました!これで、連絡がつきます。

電話をした相手は、とても心配してくれて、ぎっくり腰によく効くという鍼の先生を紹介しましょうか、と言ってくれました。奇しくも、私の住んでいた所の最寄り駅から、一つ先の駅直結マンションに住んでられるとのことで、自宅で処方をしているそうなのです。

さらに、訪問診療もしてくれるので、家まで来てもらえますよ、と言ってくださいました。

しかし。それは・・・無理です。仕事明けで、部屋は散らかり放題でしたから。こんな部屋へ上がってもらうくらいなら、痛みに耐えた方がマシというものです。

それで、おさまってから、自分で行きますから、と鍼の先生の連絡先だけ教えてもらって電話を切りました。

やれやれ。しかし、問題は、続きます。

必要なのはトイレと食事

そのまましばらくじっとしていた私ですが、次第に、トイレに行きたくなってきました。しかし、どうやっても立ち上がることはできません。

しばらく我慢していましたが、自然の摂理にはかないません。なんとかトイレに行かなくては。。手足を使って、腰を動かしてみました。

そのときには、なんとか四つん這いの恰好はできるようになっていました。それでも、痛いのは痛くて、そこから動くことはできません。尿意と戦いながら、前がダメなら後ろだと、お尻を先頭にして後ろ向きに進んでみようとしました。

すると、これが、少しずつ、後ろになら動くことができたのです!汚い床の上もなんのそのと、文字通り這うようにして、なんとかトイレにたどり着きました。便器を抱くようによじ登って、用を足し、ホッとしたのもつかの間です。

次にやってきたのは、空腹でした。

ピザを頼んで、玄関で正座する

冷蔵庫のなかに、なにかしら入っているかもしれませんが、いずれも調理が必要でした。カップ麺などの類はありませんでした。

そうなると、外注です。確か、玄関のところに、宅配ピザのちらしがあったはずです。

トイレを出た私は、お尻向きにまた移動して、ちらしを手にし、電話をかけます。

宅配ピザは、20分以内にやってきてくれるとのことでした。

でも。

そうです、ピンポン、とチャイムを鳴らしてもらっても、すぐに玄関に行くことはできません。そうやって留守だと思われたら、食いはぐれてしまいます・・・

それは避けたい。どうしても。

そう思った私は、玄関にそろそろと移動すると、財布を片手に座りこみました。さらに、渾身の力を絞って、カギを開けて、ピザやさんが来てくれるまで、正座に近いかっこうで、玄関先に座り続けたのです。

宅配ピザのちらしは取っておく

以上が、ちらし断捨離をしても宅配ピザのちらしを1枚、残しておいた理由です。丼宅配についても、1枚、念のために残しました。

一人暮らしの方だけではなく、もしものときに、家には一人でいるかもしれませんので、デリバリーのちらしは保管されることをおすすめしたいです。

ちなみに、翌日には、タクシーで鍼の先生のところへ行けるようになり、帰りは電車に乗れるまでに回復しました!

今回も最後までお付き合い頂いて有難うございました!

これをお読みいただいたあなたに良いことがありますように☆