孫の手、欲しいな・・と常々思っていました、尼花です。
背中の、手の届きにくいところを、ちょっと掻くのに便利な、孫の手。
100均に売っているのかな?と思いながら、探すのを先延ばしにしていたら、買い物先で、昔懐かしい竹で出来た「孫の手」を見つけたのです!
そのなかで、とりわけ気持ちよさそうなタイプのものがありました。
それは、何かというと・・・
ボール付きの孫の手
そう、ボール付きの孫の手です!
普通の孫の手は、「掻く」用の手の部分だけがついていますよね。
その反対側に、小さなゴムボールがついていて、肩や背中をトントンと叩くことが出来るようになっているんです。ゴルフボールのサイズでしょうか。
全体像は、こんな感じです↓
ちょうど、ショッピングモールの一角で、「民芸展」をやっていて、お箸や健康グッズが並んでいたなかに、孫の手コーナーがあったんですね。
普通の、ボールなしの孫の手もあったのですが、ちょうど隣にいたヨソの人が、このボール付きのものを手にとって、ご自分の肩を、
「トントン」
と、叩いているのを見たのです。そのマネをして、私もトントン、と試しに腕を叩いてみたら、これがとっても気持ちが良かったんですよ!
最近、ソフトボールを使って、お尻や腰の筋肉をほぐしているのですが、そうか、肩や腕には、これがイイかも?と即買いしてしまいました。
なお、ソフトボールを使ったマッサージについては、こちらの過去記事がありますので、よろしければお読みください!
竹製の民芸品、ボール付き孫の手は、税抜き価格400円でした!
ボールを使ってみた感想
さて、家に戻ると、早速、使ってみました。
肩のくぼんだ部分、いちばん凝ってる部分に、このボールがちょうどフィットして、とても気持ちいいです!
ボールの硬さもちょうどよい感じです。
肩のほかに、腕、背中も叩いてみたところ、こちらもなかなか良い叩き心地。。
太ももの横や、ふくらはぎ、足の裏なんかにも、ほどよい強さの刺激になって、これは良い買い物をした、と、満足です。
孫の手本来の使い方よりも、ボールサイドの出番の方が多くなりそうな予感です^^
そういえば、昔、おじいちゃんちにあったな・・・と、自分の年齢をしみじみ思いもしました^^;
孫の手の由来は孫ではない?!
ところで、孫の手とは、孫に掻いてもらいたい、という意味かと思っていたら、どうもそうではなさそうなんですよね。。
もともとは、中国の仙女の名前からきているそうなんです。
その名も、「麻姑」、まこ、と読みます。
その昔、王遠という仙人が、弟子のところへ会いに来た際に、女仙人、つまり仙女の麻姑も呼ぼうということになりました。
麻姑がやってきたときに、弟子は、彼女の細くて長い爪の手をみて、あの手で痒いところを掻いてもらったらさぞ気持ちよいだろう、と思わず師匠・王遠にもらします。
それを聞いた王遠は、そんな不謹慎なことを言ってはいかん、と弟子をたしなめた、という中国の故事「麻姑掻痒」が、由来なんだとか・・・
つまり、麻姑お姉さんのきれいな手、が、もともとの意味だったんですね。
そんなこと、私はこれまで全く知りませんでしたから、調べてみて、へええ、と思いました。
日本に伝わったのは、1500年あたりのことらしいですが、東洋だけでなく、西洋にも伝わって、ヨーロッパの貴族たちが象牙で作られたものを、根付か懐中時計のように持ち歩いていたそうです。これまた、びっくりです。
それにしても、日本では竹製の孫の手、これにボールを付けた人はエライ!!
ひとつ、難点をいえば、このゴムボールに若干のゴム臭さがありますので、何かで拭いてみようかと思っているところです。
ともあれ、パソコン疲れ?の肩コリを解消すべく、絶妙な硬さの「トントン」に、しばらくやみつきになりそうです^^