風邪ひき6日目、薬断捨離しても、おかげさまで無事に快復してきました、尼花です。
今回は、風邪治療のため寝ていたときに、ふと思い出したある「呼吸法」についてシェアしたいと思います。これって、ダイエットにも有効な方法だったんですよ。
それは・・・
寝ながら不意に思い出した呼吸法
それは、布団のなかで、体温をあげようと奮闘していたときのことでした。
風邪をひいたときに、体をあたためて体温を上げ、汗をかいて治す方法は、アナログだけれど、昔からよく知られていますよね。
そこで、背中にはカイロをはり、布団を3枚かけて、汗がじわっと出てくるのを待っていたのですが、これが思ったように汗が出てくれなかったんです。
体の芯が熱くなってくるかと思えば、ある程度までは上がってくるのを感じても、それ以上になりませんでした。
この、体温が上がるようで上がらないジレンマのなかで、ふと思い出したのがある呼吸法でした。
まるで本能に従うように、この呼吸法を思い出すままにやってみると、やっと汗がでてきてくれたのです。
呼吸法の効果とは?
この呼吸法は、もともとお腹まわりをひきしめようとして、友人に教えてもらったものでした。
これによって、腹筋やインナーマッスルを鍛える効果も期待できるとのことで、試してみようと始めたのです。
具体的には、腹式呼吸を使うもので、これをすることにより、ぽっこりしかかっていたお腹周りがスッキリしたことがありました。
ダイエットだけではなく、風邪をひきやすい体質の改善にもよいと聞くのは、腹筋あるいはインナーマッスルを鍛えることによるからなのでしょう。
この呼吸法を実際に行ってみると、体の中心に向かって、お肉というか、筋肉が集まってきてひきしまるような感覚を持ちました。
この感覚から、ウエスト周りだけでなく、体の中にも良い影響を与えているのが分かる気がしたものです。
今回は、風邪を治すために、横になった状態でやってみました。
すると、ちょっとしたエクササイズをしたように、じんわりと体があたたまってきて、無事に汗をかくことができたのでした。
呼吸の方法
私がやったのは、横に寝たままの恰好でしたが、本来は立ったままでもできます。
腹式呼吸になじみのない方でしたら、仰向けに寝転んで、足を三角に立ててやってみると、息がおなかにたまるのを感じやすいかもしれません。
以下、その方法です。
①9~13秒かけて息を吸う。
腹式呼吸なので、吸い込んだ息が胸でとまらず、お腹にと溜まるように意識します。数をかぞえながら、ゆっくりと鼻から息を吸い込んでください。
吸った息は、お腹だけでなく、その周りの骨盤や腰の方まで入っていくようにイメージして、実際にお腹をふくらませながら行います。
最初は、9秒がとても長く感じられるかもしれませんが、慣れてくるともっと長く吸い込めるようになるので、そのときは13秒くらいかけていきます。
不思議なことに、お腹を意識して息をゆっくりと吸っていると、脚からお尻にかけての筋肉がしまってくるのを感じ始めます。足の内側にも自然と力が入り、お尻の穴もきゅっとしまってきて、体の軸に向かって、すべて集まってくるような感覚がしてきたら、その呼吸法は正解です。
②そのまま5秒間、息をとめる。
とくに注意事項はありませんが、無理は禁物です。はじめは3秒くらいからでもよいです。
③そして13~15秒かけて息をゆっくりと吐きだす。
息をゆっくりと、少しずつ吐きだしていきます。13秒くらいから、慣れたら15秒くらいかけてもいいです。
このとき、背中が少し丸くなるような感じになります。体内の悪いものを全て吐き出すような気持ちで、最後の1秒で、
「はっ!」と、絞り出すような感じで一気に吐き出します。
体が脱力した感じになったら、また①から繰り返します。
①~③は、何回やってもいいですが、心地よい疲れを感じるくらいでちょうどいいと思います。
試しに5回くらいやってみると、もっと続けたくなるかもしれません。
ハードな動きをするわけでもなく、食事制限をするわけでもないので、お腹周りのダイエットに試してみてもいいと思いませんか?