断捨離と節約は、移民生活には絶対に必要な要素です。
私、尼ヶ辻花子が、NZのシェアハウスで見た、断捨離と節約の生活についてシェアしたいと思います。
家具のない部屋のシェアハウスに引っ越した際に、私が買ったものは、以下の記事に記しました。
私のプライベートルームの家具は、自分で用意しなければいけませんでしたが、そのほかの共同スペース、つまりキッチンやリビングなどに、暮らしに必要な家具や電気製品はもちろん設置されていました。
シェアハウスの内容
その家は、小さな「タウンハウス」と呼ばれる古い一軒家で、日本でいう建売住宅のように、同じ間取りの家が、4軒ほどかたまって建っていました。
オーナーから、そのうちの1軒を丸ごと借りていたのが、そのときの私のフラットメイトのドイツ人女性です。
彼女は、自分の部屋のほかの2ベッドルームを、他人にシェアしていました。
それが私と、もう一人、若いイギリス人女性でした。
共同スペースに設置されていたもの
その家では、玄関を入るとすぐにリビングがあり、その奥にキッチンがありました。ダイニングスペースは、総借主のドイツ人女性がミシンを置いていたので、基本的には使えませんでしたが、食事は、リビングでとるようにしていました。
彼女もまた、ドイツからニュージーランドへやってきたので、断捨離と節約はせざるを得ません。そんな彼女が共同スペースに設置していたのは、次の通りです。
- リビングセット・・・ソファとリビングテーブル
- テレビとビデオ、およびその台
- リビングに飾る絵
- キッチンの食器棚
- キッチンの食料品入れ
- 電気ケトル(湯沸かしポット)
- フライパンや鍋、ナイフ、食器、カトラリー
キッチンのオーブンとコンロは作り付けです。ガスではなく、電気でした。また、リビングには、エアコンがもともと設置されていました。
そうそう、各自の部屋に暖房はなかったので、私はオイルヒーターも運び込みました。これは、ホームステイしていたときに寒かったので、自分で購入したものです。日本で買うよりもずっと安かったです。
電子レンジはなし
ここで驚くべき事実に遭遇します。
なんと、この家に、電子レンジはなかったのです!
女子3人の家とはいえ、電子レンジのチンなしで生活できるのか??
答えはイエスです。さすがに最初はとまどいましたが、大きなオーブンがあったので、どうしても古いご飯をあたためたいときなどは、このオーブンで温め直していましたね。
どうやら、電子レンジ文化は、アジア人のもののようです。だから、中国人や韓国人がフラットメイトにいればあったかもしれない電子レンジですが、ヨーロッパ人の彼女たちとの生活には不要物のようでした。一種の電気製品の断捨離でしょうか・・
それでも、なんとか生活できたし、新鮮でもありました。
生活の節約のためにしていたこと
そのドイツ人女性が用意した家具は、すべてセカンドハンドでした。つまり、中古品です。
日本のヤフオクのようなサイトが、NZにもあって、そこから要らなくなった家具も売買されています。ここでは、洋服や電化製品をはじめ、なんと車まで売っています。ちなみに、私もNZを引き上げるときには、このサイトですべて売って帰ってきました。
ニュージーランド人にとって、このサイトはとても生活に溶け込んでいるもので、売買の受け渡しも、お互いの家に引き取りに行ったりするのです。
日本のジモティーとヤフオクが合わさったもの、という感じです。
当然ながら、破格の値段です。良いものは早く売れてしまうので、そのドイツ人女性も、自分の好みのものを、うまく、安く、上手にサイトを使って購入していました。
家具だけでなく、絵もそうですし、本や雑貨など、このサイトを使うことで、かなりの節約をしていたのだと思います。
彼女の生活から分かること
そのドイツ人女性は、テキスタイルデザイナーでした。ミシンがあるはずですね。
ただ、その仕事はかなりハードなものだったらしく、私が住み始めたときには、パートタイムの別の仕事についていました。シェアハウスの又貸しからの賃料もあるので、やっていけると言っていました。
パートタイムにしたのには、体力的な問題のほかに、もう一つ理由がありました。
それは、趣味を充実させることです。彼女は、和太鼓のセミプログループに入って、活躍していました。パフォーマンスも頻繁に行っていて、その練習に、リビングへメンバーたちが訪れることもありました。
和太鼓をしているときの彼女は本当に楽しそうで、かっこよくて、キラキラ輝いていました。目的があってこその、断捨離と節約生活なのかもしれません。
以上、私、尼ヶ辻花子による、断捨離と節約を実行されている生活の観察レポートでした。
これをお読み頂いたあなたに良いことがありますように☆