年末に向けての小掃除に励む、尼花です。
先日、窓ふきをしていて、ベランダの向こう側、遠くに見えるピンクの物体に気が付きました。
それは、どうやら、よそのお宅のお庭に咲いている花のようなのです。
まるで見たことのない、大きなピンクの花。しかも、今は秋も終わりです。
秋から冬にかけて咲く、不思議なこの花の名前とは、いったい何なのでしょうか?
ベランダから見た、謎のピンク色
それは、ベランダから遠くに見えていました。
窓ふきをしていて、気が付いたのです。
よその家の庭に咲いているのでしょうか。。
背の高い木のてっぺんで、ピンク色の花が揺れています。
あんな形の花、私は、見たことがありません。
芙蓉(フヨウ)の季節でもないし、いったいどんな名前の花なのか、とても気になってしまいました。
ウォーキング途中で接近する
不思議なピンクの花が見えていたのは、普段、私が通らない方角の道なのです。
それで、久しぶりに朝のウォーキングをしたときに、近づいてみました。
こちらが、近づいて撮った写真です
私が生まれて50年、写真ですら見たことのない、リッパな花です。
花の直径は20センチくらいでしょうか・・・背の高い、枝のてっぺんに大輪のピンクの一重を咲かせていて、まるでこちらを見下ろすような勢いです。
この花、いったい何という名前なのか、ますますナゾは深まりました。
さらにウォーキングを進めると、別のお宅の軒先にも、同じ謎のピンク花を見つけました。
こちらは、またまた別のお宅のお庭のものです。
テッセンのような花びらですが、その名前にはまったく見当がつきません。。
さらに歩くと、畑の中でも咲いていました。
すすきのなかにあって、堂々と咲いています。
雑草には見えないし・・・かといって、畑の中なので、それなりに手入れはされているのかもしれませんが、ススキとならんで咲いているのが、ちょっと不思議な感じです。
そうだ、あの人に聞いてみよう!
花を植えているお宅の人が、ちょっとお庭に出て来られたら、思い切って聞いてみたい、と思ったのですけれど、寒い日のせいだったか、どこにも人影は見えません・・
そこで、一緒にウォーキングしていたオットが、
「おふくろに聞いてみよう」
と言いました。オットがそんなことを言うのは珍しいのですが、たまたま、前日に、オットの母が、オットに「ライン始めました」と、これまたとても珍しい連絡が入ったところでしたので、グッドタイミングでもありました。
さらに、オットの母というのが、「アートフラワー」をもう何十年もやっているのです。師範資格まであると、私も直接聞いたばかりでした。お花に詳しいと思うので、もしかしたら知ってるかもと、オットが画像をラインで早速おくってくれました。
この花の名前とは
しばらく経ってから、返事が返ってきました。
この花の名前は・・・コウテイ・ダリアというらしいのです。
読んで字のごとく、「皇帝ダリア」です。
皇帝??
驚いたあと、なるほど、とナットクしました。
堂々とした姿で、はっきりと1枚ずつの花弁が見える一重の花は、嘘のない立派な王様のようです。
それでも、薄い青みを帯びたピンク色は、優しい雰囲気もあって、ダリアの花のエネルギッシュなイメージに、包容力がプラスされたような感じもします。
ダリアだったのか・・・
調べてみると、メキシコ中南米に分布しているダリアで、別名はツリーダリアというそうです。
秋から冬にかけて、空に向かって花咲く皇帝ダリア。
その開花期間も1か月近くと、長寿なのはキク科だからでしょう。
それにしても、名前が分って、すっきりしました!さすがお母さん!!
まとめ
窓ふきをして見つけた、生まれて初めてみた花の名前は、「皇帝ダリア」でした。
コスモスのような薄いピンクの花は、皇帝の名にふさわしい大きさで、木の高さは2~3メートルにもなるといいます。
メキシコなど中南米の花といいますから、インカ帝国の人々も見ていた花なのでしょうか??
それは分かりませんが、その威風堂々な姿と、優しい色彩は、ロマンをかきたてられる花だという気がしてきます。
このピンク色した秋冬の花を、あなたは見たことがありますか?