尼花日記

尼ヶ辻花子(あまがつじ・はなこ)のブログです。2DKのアパートに、片付け好きの再婚オットと二人暮らし。掃除、断捨離、シンプルライフ等について日記に綴ります。

実家の掃除をして、私が秘かにほくそ笑む理由とは?掃除機の思い出編

大掃除はしないで、ほぼ家の掃除は終わりかけています、私、尼花です。

今日は、実家の掃除に行ってきました。

大掃除というほどではなくて、普通の掃除をザックリやっただけですが、いくつか思い出したことがありました。

秘かに、私がほくそ笑む理由・・・ちょっと、聞いてください!

 

実家の掃除が楽しい理由

私の実家では、老父が一人暮らしです。

すぐ近くに、妹一家が暫定的に住んでいるので、今のところは何かと安心ですが、掃除だけは、だれもかれもが苦手ときています。

私以上にです!!

そこで、電車で一時間半くらいの距離ですから毎週とはいきませんが、月に一度くらい、私が様子見がてら掃除に行っています。

この、ズボラな私に掃除をさせてしまう家っていったい・・・

ですが、事実です。

料理は好きな父ですが(食べるものにウルサイとも言う)、掃除だけはどうにもこうにもなようです・・

さて、実家に行くと、お決まりの掃除行程があります。

最低限、病気にならない程度にホコリを取り除いています・・

とはいえ、実は、私、ひそかにこの掃除を楽しんでいます。

その理由は、掃除機です!!

もう、かれこれ8年、もしかしたら10年くらい前になりますが、父が掃除機を買い替えたいと言いました。

そこで、私が父の代わりに電気店へ行き、買うことを任されたわけです。

本当にあれこれと迷いに迷って決めた、痛恨の掃除機です。

それで、この掃除機を使うことが、私は嬉しくてたまらないんですね・・・

というのも、当時のほぼ最新のものを、お金に糸目をつけず買ったのですから!!

これは、楽しいはずです。

もちろん今ではただの古掃除機ですが、まだまだ十分働いてくれています。

これを使うのが、とにかく、私は楽しいのです。

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使うのが楽しい掃除機とは?

さて、ここで、いったいどんな掃除機なのか??と思われたことでしょう。

結論からいえば、紙パックタイプのコード有の掃除機です。

当時、サイクロンにするかどうか、かなり悩みました。

そこで、電気店のお姉さんに、それはそれは詳しく説明してもらったんですね・・

どちらも一長一短で、良い点も良くない点もあるのですが、その時点では、紙パックの方がニーズに合うという答えに私は行きつきました!

ポイントになったのは、排気の問題と、衛生面です。

こまめに掃除機を洗うなら、サイクロンはいいのでしょうが、まずもって、そんなことはありそうになさそうでした。

また、排気の面からいえば、当時はまだまだサイクロンは発展途上でした。

「最新のサイクロンを使っても、結局は紙パックへ戻る人が多いんですよ」というお姉さんの言葉が、決定打になりました!

でも、そのとき、私が迷いに迷う理由がもう一つありました。

それは、価格です。

様々な価格設定のものがそろっていましたが、色々見て、にわか知識ばかりが増えた私にとって、やはり高いものはいい!!としみじみ感じてもいたのです。

これが、自分のものならば、節約タイプを選んだことでしょう。

しかし、これは父のものです。私の父はかなりの倹約家でありますが、これに関して、ある一つの思い出のような、母にまつわる印象的なエピソードがありまして、そのことが、私に、高いものを買うようささやいてきたのでした。

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母と父のエピソード

私の両親が結婚して、まだ間もない頃です。

団地の4階に住んでいた二人は、若く、収入も多くはありませんでした。

家にいた母は、夏の暑さ、とりわけ夜の寝苦しさに耐えかねて、エアコンを買ってほしい、と父に頼んだそうです。

ですが、父は、もう少し辛抱しよう、もう少しお金が貯まってから、と、エアコンを買うことを渋っていました。

その後、別の団地の1階に引っ越し、そこで、私や妹が生まれることになります。

私の記憶では、我が家にエアコンが来たのは、私が小学校に入ってからだったと思います。

あの、エアコンの冷たい風がすうっとやってくる感覚と、涼しい!!という感動を、今でも覚えています。

つまり、エアコンを父が買ったのは、二人が結婚してから何年も後ということになりますね。。6年以上もしかしたら10年近く経ってからではないでしょうか・・・

実は、母は、亡くなるときに、父に感謝しながらも、たった一つ、このエアコンのことだけは、もっと早く買ってほしかった、と言っていました。

笑い話のように言っていましたが、私は、団地の4階で、暑さとたたかっていた母のことを思うと、もう少し待とうと言った父のことがちょっと憎らしく思えてきました。

そのとき、私はまだ二十歳そこそこで、エアコンなしの夏など考えられなかったので、母がとてもかわいそうだとも思いました。

掃除機の買い替えを任されることになって、私はこのことを、20年ぶりに思い出したのです。

掃除機は、その頃のエアコンよりはずっとずっと安い価格です。

でも、なんだか、私は、高い掃除機を買うことで、父に母のリベンジをしたくなりました。

そこで、迷いに迷ったすえ、えいや!!と高いものを選んだのです。

掃除機の使い心地

父は、掃除機ってエライ高いんやな、と言ったかもしれません。

でも、任された私は、これが本当に良いものだから、と、ゴリ押ししました。

当時の父にとっては、その掃除機を買ったからといって、生活に困る、というわけでもありませんでしたから、それ以上、私は追求されませんでした^^;

そして、結局はこの掃除機を、だれよりも私が、頻繁に使うことになったのです。

使い心地は最高でした!

コード有りなのに軽いし、よく吸うし、排気もキレイだし、紙パックは、取り出しも手入れもカンタンときています。

何より、吸引力がすばらしく、掃除機をかけるたびに感動しまくっていました。

こののち、私は海外へ数年いくことになるのですが、そこで、何度おもったことでしょう。

実家の掃除機を使いたい・・・」

それほど快適な、使い心地の良い掃除機でした。

さらに、ひそかに母のリベンジをしている快感もありました。

私なりの自分勝手なリベンジではありましたが、心の中で何度母に語りかけたでしょう。

「お母さん、エアコンのカタキはうったよ!!」

実家のお掃除、ふたたび

今回も、普通のお掃除をしてきただけですが、件の掃除機は、やはりよく吸い取ってくれました。

ホコリのたまっている家だけに、手に響く吸い取りの振動も、やりがい十分です。

いまや、我が家ではコードレスのサイクロンを快適に使っているのですが、この実家の紙パック掃除機は、まだまだひけをとっていない気がします。

それは、吸引力だけでなく、ひそやかな私の笑みが理由かもしれません。。

最後までお読みいただいて有難うございました!!